パセドウ病診断から3年が経ちました

2021年の8月に発覚し、およそ3ヶ月で数値が落ち着き、最初の病院ではあと半年で薬をやめられるかもと言われましたが、
3年経った今でも私はまだ薬を飲んでいます。

しかしながら、3年間投薬を続けてみて、
去年の自分と今年の自分は明らかに違うと感じています。

初期の私に出た症状は、
動悸・息切れ・滝汗・不眠・朝起きられない・情緒不安定といった症状でした。

特に脅迫概念が強くなり、
「ちゃんとしなければ」といつも夫に責め立てられているような気分でした。
実際に、心臓が飛び出しそうで走れない身体であっても、
怒られるから死に物狂いで走るといった日々が続いていました。

特に情緒に関しては、
病気とわかるまで自分をコントロールすることが難しく、
自分自身「嫌な人間だ」と、すごい嫌悪感を持っていて、
判断基準はいつも「夫が怒るか・怒らないか」になってしまっていました。

病気が発覚してからは自分でも思った以上に落ち込み、
夫からの理解を得られず、治療を始めたすぐは孤独感でいっぱいで、毎日メソメソしていました。

病院の先生や数少ない友人にも、
振り返ると多々おかしなことを言っていたと思いますし、
周りの人にもいっぱい迷惑をかけたと思います。

だけど、半年治療を続けたタイミングで日本へ帰ることとなり、
同時に少し落ち着き、少しづつ気持ちが軽くなったような気がします。

日本に帰ってからは“良くなった“と感じたものですが、
今振り返るとこの時点では、まだまだです。

怒りや悲しみが堪えられないので、新しい人間関係を築くことが怖く、
「帰国したなら」と誘われた食事会や、新しい仕事を始めることも、
ちゃんとしなければと考えれば考えるほどに無理でした。

この時もまだ、「夫が怒るからやめとこう」
「周りに迷惑をかけるからやめとこう」と何もできません。

治療をはじめて2年目から、じわじわと眼球突出の症状が出てきました。
数値は安定しているのに、よくわかりませんが、しかも片目だけ。
とにかく毎日目が痛い。

そして治療を始めて3年経った今は、
新しいひとに会うのも怖いとは感じることはなくなりました。

自分で仕事を立ち上げて、自分の世界を持てたからかもしれません。
通信でも大学へ通い、(あと半年で卒業!)
夫の自尊心を満たせられたのかもしれません。
仕事を通して他者と関わることで、自分に自信を取り戻したのかもしれません。

確実に、「怒られる」と脅迫概念が和らいだのを感じています。

でもまだ、夫から強い口調であれこれ言われると、
一緒にいる人の気持ちを蔑ろにしてしまうことがあります。
ただ、それに気づくことができるようになって来たので、
「気にしない」に至るまでにはもう少しかかりそうです。

そして、今最大の悩みが未だに多汗なこと。
ご飯を食べるだけで未だに滝汗です。
汗でべちゃべちゃになる皮のシートが苦手です。
怖くて美容院に行けません。

まだ目も痛いし、階段を登るといまだに心臓が跳ね上がるし、まだまだ完治?には届かないんだなぁと思いつつ、
私の場合は、脳の反応というか、気持ちを強く持つことが大事だと思うので、
回復力や防御力をあげていく方法を見つけないとなぁと考える日々です。

ささやかながら、今は目標が持てるようにもなりました。
5キロくらい体重を増やして、健康的な身体になることです。

夫に干渉されないように、
自分に必要なお金は自分で用意することで、
それを継続するために健康を維持することです。

これがここ3年の振り返りです。
やっと冷静に振り返れるようになるまで、3年。
まだパセドウと生きる先は長そう。

だけど、パセドウ病と夫とうまく付き合いながら、
ポメちゃんたちもまるっと幸せにするのが私の人生。

本田はすごいよ、本当。

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